インタビュー

【サヨナラの最終回】俺らはコミュニティーになる。過去の自分を救うため、踏み出した新たな1歩

34|サヨナラの最終回 インタビュー

 

■メンバー(左から)


諸泉こう(Ba)
シバタカヲル(Vo&Gt)
高橋・サウザー・北斗(Dr

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世間が「いらない」といった、出来損ない達による激情系青春ギターロックバンド「サヨナラの最終回」。来春1stフルアルバム『Im’ i』をリリースするにあたり、全曲MV化計画を実施中

今回のインタビューではメンバー脱退から再起動までの経緯、また来年の目標、野望、果ては恋の話までサヨナラの最終回のリアルな”今”について語ってもらいました。

 

アルバムリリースにあたり全7曲MV計画のクラウドファンディングに挑戦されていますが。進捗はいかがですか?また、MVのイメージなどはありますか?

 

カヲル:いい感じですね。作りたいMVとしては、自分のなりたいものをイメージしてエキストラの方、みんなで1枚の絵を書いた「HALuiCHiBAN」の続きになるようなものをイメージしていて。渋谷でなりたいものを聞いてそれをフリップに書くみたいな、一般の方に参加していただくようなものをイメージしています。2人はどう思う?

 

こう北斗:初めて聞いたわ(笑)。いいと思うよ。

 

カヲル:あとは「才ある兎は侮らない」という曲があるのですが、この曲は”イケメンと凡人が戦う”イメージのMVにしたいです。諦めず必死に戦う凡人を応援するかのように、俺らはその背景で歌っていたいなと。「サヨナラの最終回は、もともといじめられっ子で、どこにでもいる普通の人間」というバンドのコンセプトとも合っているかなと思います。計画中なので変わるかもしれないですけどね。

 

ー「才ある兎は侮らない」って印象深いタイトルですね。タイトルなども含めてどうやって曲作りをしているのですか?

 

カヲルさん:『よつばと!』みたいな日常を再確認して美しいと思えるアニメや漫画が好きなんです。いじめられていて友達がいなかった時に、アニメに救われたんですよね。なので、僕の曲は好きなアニメからきているものが多いですね。

 

こう:カヲルは本当にアニメエスパーで、対バン相手の曲とか聴いて好きなアニメがわかるんです。

 

えぇ、すごい特技ですね!こうさんと北斗さんはお好きなものありますか?

 

こう:僕はアイドルが好きです。新曲のイメージとか話す時に「あのアイドルのあのフレーズ!」みたいに言ってもらえるとめっちゃわかりやすい。

 

北斗:僕は恐竜ですね。音楽で使いどころがないのが残念ですけど好きです。過去に1度しか恐竜好きに会ったことがないので、もし読者の方で恐竜好きな方いたらお話したいです。

 

カヲル僕たちは全員、クラスの端っこにいるヲタクみたいな人たちなんですけど、こうやって好きなものがあるから僕たちの音楽があります。

北斗:恐竜はまたちょっと違うけどね( 笑)

 

カヲル:いやいや、太古からインスピレーションもらってるかもしれないよ!

 

こう:もう恐竜はいいって、アルバムの話をしよう(笑)。

 

そうですね(笑)。今まで”踊らせないロック”と謳っていたバンドでしたが、どうして今回のアルバムは流行りの方向にシフトされたのですか?

 

カヲル:昔は時代に逆行すれば、少数派と気持ちがシンクロできると思っていたけど、最近は1度広いステージに行きたいと思ったんですよね。知名度もないと、本当に寄り添いたい人たちになにもできないなって。あとは、脱退したメンバーの影響かな。

 

こう:そうだね。カヲルと一緒に作詞作曲をしていたほりうま(Gt.Vo)というメンバーがいたんですけど、今年の夏に脱退してしまって。理由としては、メンバーの脱退が1番大きいかもしれないです。彼はポストロックとか変拍子とかが好きだったので、過去の楽曲ではそういった流行りとは真逆の音楽をやっていました。

 

カヲル:だけど僕は銀杏BOYZとか青春パンクっぽい音楽が好きだったので、好きな音楽の方向が真逆だったんですよね。それで、ほりうまはやめてしまったから残った僕の好みにあわせようとなって、今に至ります。お互いの好きな音楽が全く違う中で一緒に音楽つくっていたんですけど、僕ら2人の好きな音楽を混ぜるより別々の音楽をつくったほうがよくないかってなったんです。

 

こう:昔からカヲルの曲は大好きだったし、今の方向性は間違ってないと思う。

 

カヲル:こうがバンドやる時にめっちゃいいこと言ってくれたんですよ。「カヲルを有名にするためにバンドやる」って。めちゃくちゃ嬉しかったですね。

 

今もそのこうさんの想いは変わらずですか?

 

こう:いや、どうかなぁ…(苦笑)

 

カヲル:おい!アルバム出すから!ライブやるから!(笑)。

 

一同:(笑)。

 

こう:もちろん、変わってないです。

 

ー北斗さんもカヲルさんに対して、同じ気持ちですか? 

 

北斗:カヲルに初めて会ったとき虹色のシャツに金髪に黒ひげっていうヤバイ奴で、最初の印象が最悪だったんですけど、だんだんカヲルの持つ力ってすごいなって思うようになって。カヲルの言葉や曲には力があるなって。だから、カヲルの曲はずっと好きだし、ドラムとしてサポートしながらカヲルという存在を世に出したいなって思っています。

 

カヲル:聴くたび泣きそうになる、ありがとう。

 

お二人ともカヲルさんのことをとても信頼しているのですね。そんな想いを含めた今回のアルバムはどのような仕上がりになっていますか?

 

カヲル今回のアルバムは”俺たちがなにか変えないと!”って気持ちをいつも以上に込めました。やっぱりボーカルの書く歌詞が最高ですね。

 

北斗:「歌詞が最高」って僕とこうがいう言葉じゃないの?(笑)。

 

カヲル:昔は自分のこと卑下していたけど、僕の作ったものをずっと褒めてくれる人がいて、そうやって誰かに肯定され続けたから自信を持てたのかもしれません。そうして自信を持って自分が自分の生きる意味になろうって気持ちを込めた曲が「I’m i」(イミ)という曲なんです。周りのバンドをどうこう言うより「サヨナラの最終回最高!」って自分で言っている方が気持ちいいよなって。

 

こう:今まで作った曲は全部リリースしてたんですけど、今回は数十曲作った中から7曲厳選して全曲MV化するくらいの仕上がりになっていると思います。

 

カヲル:焦らなくても、ちゃんと3人のペースで余裕を持ちつついい楽曲を届けられる自信が今ならありますね。

 

こう「サヨナラの最終回の曲だから好き」じゃなくて「この音楽だからサヨナラの最終回が好き」になりたいを目指しています。芯から好きになってもらいたいし、今回のアルバムはなってもらえると思う。

 

カヲル:雰囲気だけではなくて、芯からの魅力が『I’m i』で伝えられると思います。

 

ー今後の目標などありましたら、教えてください。

 

 

カヲル:うーん…。2ちゃんねるに炎上スレが立つようなバンドですかね。

 

こう:え!?それでいいの!?

 

カヲル:人気がないと炎上もしないしなと思って(笑)。冗談はさておき、真面目に回答させてもらうとやっぱりメジャーデビューですね。

 

北斗:そうだね。事務所入って、できることの幅を広げたいね。

 

カヲル:最近「売れる」について考えるんですけど、「音楽で食っていく=売れる」だとは思っていなくて。発言力のある人間になって過去の自分のようにいじめられっことつながるコミュニティーのような存在になりたいんです、その辛い経験をしている1人のためにライブやるみたいな。そういうことするためには、売れて発言力ある人にならなくてはいけないから、メジャーデビューして”売れたい”です。

 

北斗:うんうん。すごく落ち込んでいた時期にUNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」って曲に毎日元気をもらっていました。だから僕は、これからそんな誰かを救う音楽をしていきたいです。ちょっと幸せになれるような音楽かな。

こう:YouTubeの音源を聴いた中学の同級生がライブに来てくれたことがあって。そうやって知らないところで誰かに届いていたのがとても嬉しかったので、そんな機会を増やしていけるようにしていきたいです。

カヲル:あ、最近結婚してしまった僕が7年間好きな人から連絡きました。

ーえ?

こう北斗:せっかく真面目な話してるのに(爆笑)

カヲル:通知がたまたま目に入ってしまって。すみません。

こう:死ぬほど聞いてるんですよ、この人の恋愛話(笑)。

 

ー本当に仲が良いのですね。先ほど自分の音楽はみたアニメや漫画を元につくっているとお話されていましたが、自分の恋愛などの実体験は曲にいれないのですか?

 

カヲル:今回のアルバムに「二人がけのソファをノコギリで半分にしてやった話」という曲があるのですが、”一緒に時を過ごしても大切なことは言ってなかった”っていう失恋ソングなんですね。これは、まさに実体験を元にして作った曲なんです。そういった自分の実体験の曲もあるので、そういったリアルなところも楽しんでいただけたらと思います。

ーそんなプライベートなこともお話していただけるんですね。

カヲル:僕らは音楽をしていて少し変わった生活をしているけど、もともといじめられていたりと明るくはない過去をもっている普通の人です。だから自分たちのように辛い経験をされた、またはいま戦っている方に少しでも音楽で救えたらいいなって思って、歌ってます。

サヨナラの最終回のみなさんは、親しみやすくてわたしも緊張せずにお話しできました。本日はありがとうございました。

カヲル:ありがとうございました!来春のアルバムリリースにあたり、全曲MV化を目指しているので、もしよかったらご協力お願い致します!

サヨナラの最終回 1stフルアルバム『I’m i (イミ)』

ーTax in ¥2,000

1 あなたが読む物語
2 才ある兎は侮らない
3 言葉の魔法にかけられて
4 レコード(仮)
5 二人がけのソファをノコギリで半分にしてやった話
6 結婚前夜に僕はといえば(仮)
7 I‘m i

 

 

ーサヨナラの最終回 1stフルアルバム『I’m i』全7曲 MV化計画ー

サヨサイを応援する!

 

サヨナラの最終回からのコメント

<文章・インタビュアー・写真;あき>

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あき
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大好きなアーティストさんたちの紹介記事やインタビュー、コラム記事も書いています。同じ「好き」をもった方々に共感していただけたら嬉しいです。

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