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【吉澤嘉代子】ただ、ただ好きな気持ちを綴った記事

14|吉澤嘉代子

 

2014年にメジャーデビューをしたシンガーソングライター吉澤嘉代子。

美しい表現力。歌詞を守るようなメロディー。どこにもない世界観。

吉澤嘉代子は、後にも先にも吉澤嘉代子だ。何年かしたら継承する人は出てくると思うけど、代わりになる人は出てこないと思う。

今回は『東京絶景』と『残ってる』という曲について。その2曲の中にある吉澤嘉代子の素晴らしさについて書きました。

好きな方々に共感していただければ幸いです。

吉澤嘉代子の思う「東京」とは。


曲名:東京日和|吉澤嘉代子

吉澤嘉代子は音楽界の女優だと思う。世界観と表現力が異常。

東京は、なぜ絶景なのか。

星空が見えない代わりに、夢を見ている人がいるからか。

星空が見えない代わりに、終わりのない欲望が存在するからか。

東京はなぜ、美しいのか。

この歌を聴いて「頑張ろう」と思える人もいれば、故郷を思い出して懐かしくなる人もいると思う。

わたしはこの歌を聴くと、生まれ育った「東京」という場所についてすごく考える。きっと長い間住んでる人にはわからない東京の美しさがあるのだろうなと思って、少し寂しくなる。一度離れないとわからないのだろうな、ずっと住んできた場所の価値は。

吉澤嘉代子の思う「東京」はどんなものだろう。「美しい」というテーマの中に、寂しさの存在が大きい気がする。わたしの「東京の美しさがわからなくて寂しい」とはまた違う、吉澤嘉代子なりの独特の寂しさがある。その言葉にならない固有の寂しさが彼女の魅力だ。

昨日をひきずったまま、今日を生きている女の子の歌


曲名:残ってる|吉澤嘉代子

もしかしたら『残ってる』に使われてる言葉は、歌詞ではなくて小説や詩の方がよかったかもしれない。

だけど吉澤嘉代子が歌うから音楽であってよかったと思う。歌声が歌詞を価値あるものにする。

『残ってる』を聴くと時間が毎秒過ぎていくことが、いつもより切なく感じる。時間に引っ張られてるような感覚になる。

一言で言えば、朝帰りして昨日の人が忘れられないってだけの歌だ。女性にしか共感できないような歌、それだけ。

なのに、こんなに残って、忘れられない音楽なのは吉澤嘉代子の言葉と声の表現力があるからだ。朝焼けと夕焼けが混ざったような世界は、彼女にしかつくれない。

『残ってる』はある曲の続編。

余談になるが、『残ってる』は井上陽水の『帰れない二人』の続編だ。

吉澤嘉代子は「『帰れない二人』の男女は、朝になれば帰る」と思い、この歌の「帰れない二人を残して」という歌詞の続きを作ろうとしたそうです。イントロが同じコード進行で似ているので聴いてみてください。

こうやって昔のアーティストさんに影響を受けて、次の世代が音楽を紡ぐこともあるのだ。知らないだけで、そういう曲は多いのかもしれない。

というより、音楽全て繋がっている気がしなくもない。ものごとのはじまりは、無意識的に受けた誰かの影響がほとんどだから。

読んでいただきありがとうございました。

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