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【majiko】言語化してはいけない人を言語化しました。

04|majiko

 

2010年。「まじ娘」という1人のアーティストがニコニコ動画に歌ってみた動画の投稿を始めた。

その後、2016年にはニコニコ動画外の活動も始めるために表記を「まじ娘」から「majiko」に変更。より多くの人に届く音楽を作り始める。

そして今年2018年にはドラマ主題歌に起用されるなどゆっくりと、しかし確実に、知名度をあげているmajikoさん。

彼女の歌声を聴くたびに私は悔しくなる。なぜ知らない人の方が多いのか、と。
空間を操るような表現力をもつ彼女をどうか見逃さないでほしい。

心做し|majiko(cover)

■感情を超えるもの

感情に追いつくことは大変だ。

歌っている時、majikoさんの感情はものすごいスピードで流れていると思う。それに彼女自身がぴったりと、必死に追いつこうとしているように聴こえる。

感情を超える”何か”がmajikoさんの中にあるのではないか。感情で処理仕切れないものを抱えながら歌っているのではないか。そんな気がした。

表情の見えない画面の中だけで、彼女の音楽を表現するのはあまりにも惜しいことだ。だから彼女には、歌っている姿を見せる場所が必要だと思う。

 

■ライブ映像の違和感

しかし、そのステージで繰り広げられるライブ映像をみて違和感を覚えた。バンド全体が1つではないようなちょっと不思議な感覚だ。

演奏している方々はプロの方で、もちろんテクニックも知識もある。私なんかが言えることではないが、とても上手だ。すごい方々だ。

だが、私が言わせてもらいたいのは「技術の話」ではなく、「感情の話」だ。
majikoさん自身も感情に追いつくのに必死なのだとしたら、当然周りのプレイヤーはmajikoさんの感情に追いつけるはずがないのだ。

この「感情の差異」に不思議な違和感を感じた。

majikoさんの感情を超える”何か”がバンド全体を引っ張っているような絵に見える。

彼女の表現力に敵う人は、中々いない。しかしその代わり、彼女は音楽でしか自分を表現できないのではないか。普通に話すように言葉を発するなら、歌ってしまった方が伝えやすいのだ、きっと。

だから、私はmajikoさんの表現力に惹かれた。

表現力の上に成り立つ音楽は貴重な存在だ。

 

■シンガーは孤独だ

 

 

知っている方が多いかもしれないが、この『心做し』は蝶々Pさんという方が作った歌で、majikoさんの歌ではない。だけどもうこの歌はmajikoさんの歌でもあるように思える。

歌の答えをちゃんと知っている歌い方だと思う。わざとらしさもないし、馴れ馴れしくもない。部屋の隅っこで叫ぶような歌い方が多くの人に響いている。

こんなに書いたくせに歌っている時にmajikoさんが何を考えているかなんて分からない。仮に知れるとしても、それはタブーな気がする。

だが心の底が分からないからこそ、私はmajikoさんに惹かれたのだと思う。

そう考えるとシンガーは孤独だ。しかし、孤独だからこそ光る人間もいるのだと思う。majikoさんのように。

言語化するのすらもったないアーティストをどうにか言葉にして、紹介させてもらいました。共感してもらえたら幸いです。

読んでいただきありがとうございました。

オススメ majiko

 

■ひび割れた世界

■さよならミッドナイト(cover)

 

majikoさんをもっと知りたい人へ

majiko YouTube

majiko 公式HP

 

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