バンド

「ズーカラデル」という変なバンド名に騙されているのでは、という話。

 

今まで紹介してきた「ハンブレッダーズ 」とか「ナードマグネット」とか、そして今回紹介する「ズーカラデル」とか、カタカナと伸ばし棒で構成された名前のバンドが多すぎる。裸眼視力0.1以下のわたしは目でバンドを見分けるのが難しい。世界史の授業か。

なんて、バンド名というくだらない理由で、食わず嫌いしていたバンドがズーカラデル。もっとはやくから食べておけばよかった。

ハンブレッダーズ でも、ナードマグネットでもない。渋い歌声とポップなメロディーという相反する音楽を鳴らすバンド、ズーカラデルを今回は紹介します。

ズーカラデルの中に咲く矛盾


曲名:アニー|ズーカラデル

このバンドの良さを一言で表すなら「矛盾」だと思う。ここが、1番、たまらないんだ。

1度バックサウンドを消したかのようにボーカルの声だけを真剣に聴いてほしいのだけど、ボーカルの吉田さんの歌声がまぁ渋い。低音だけじゃなくて高音までちゃんと隅々まで苦い。高円寺のバーとかでしっぽりバラード歌ってそう。

そんな歌声に矛盾するかのように真反対突き進むのが、どこまでもポップであり続けるこのバックサウンドなわけです。

一見、音楽的に相反しているかのようなズーカラデルだが、ギリギリのラインでお互いの音を守りあっている。ボーカルとバックサウンドがお互いを尊重しあっている音楽っていい音楽だな、と矛盾しあう2層の音に毎回教わる。

遊び心と大人の心を忘れないズーカラデル

漂流劇団
ズーカラデル
クリックで曲をダウンロード

しかしこのフレーズ、30才手前という決して若くはない彼らの遊び心が顔を出す、記憶に残る音なのではないだろうか。

今まで紹介してきたバンドと比べれば若くはないわたしと比べれば、約10才も人生の先輩だ。若いバンドや自分が知らないような酸いも甘いも味わってこられたのだろう。「嫌いなあんたが幸せになれますように」という歌詞にその長い年月が垣間見える気がしてならないのだ。

自分と比べれば約10年も長く生きている。それだけで十分尊敬するけど、「憎むべき人まで大事に」なんて歌われたら、こんな28才になりたいと願う他ない。

ズーカラデルはよくいるカタカナバンドではない。

(引用:SPICE

記事の冒頭から触れているバンド名には、”ZOO(動物園)から出るという意味がこめられているそう。どのメディアみても、この意味のわからない由来をすんなり受け入れている柔軟さがすごい。見習いたいと思うくらいだ。

でも正直、バンド名なんてどうでもいい。だから、「ズーカラデル」だろうが「ZOOから出る」だろうがなんでもいいのだけど、バンド名だけで「よくいるバンド」って毛嫌いしないで、彼らの音に耳を傾けてほしい。

いつまでも遊び心を忘れないズーカラデルを、ぜひあなたの毎日のそばに。

読んでいただきありがとうございました。

 

ズーカラデルをもっと知りたいひとへ

ダンサーインザルーム
ズーカラデル
クリックで曲をダウンロード 

 

ズーカラデルの記事を書いた人はこちら。

<画像をクリックするとライターのTwitterに飛びます>

 

ABOUT ME
あき
インディーズバンドなどコアな音楽を紹介する記事や音楽界隈に関するコラム記事、またインタビューやライブレポートなど執筆。 好きなバンドはたくさんありますが、サイトを始めるきっかけの音楽はHalf time Oldとヨルシカです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です