バンド

ベース好きに聴いてほしい、ちょっと珍しいタイプのバンドOKOJO

 

 

常識的に考えて、ベースがボーカルっておかしな話だ。ベースは音楽の根底を支えるリズム楽器であるのに対し、ボーカルは楽曲の中心となるメロディーを奏でいる。つまり真反対に近い2つの役を1人で同時にやっていることになるのだから、どう考えてもおかしな話しである。

ベーシストで有名音楽プロデューサーの亀田誠治さんも「ベースボーカルはギタリストがギターソロを弾きながら、さらにメロディーを歌うようなもの」と例えている通り、ベースボーカルって想像の5倍以上は難しいことなのだ。

なぜ冒頭でベースボーカルについて話したかと言うと、今回紹介するOKOJOはベースボーカルのバンドだから。そんなわけでちょっと珍しいタイプのバンド、OKOJOを今日は聴いてほしい。

ベース好きにとってはかなり面白いバンド、OKOJO


曲名:遮二無二に恋しない|OKOJO 

初めてOKOJOのMVをみたときずっと名のない違和感があったのだけど、よく考えたらベースがボーカルも務めていたからだった。

若者世代のベースボーカルといえば、04 Limited SazabysやKEY TALK、WANIMAが思い浮かぶと思うけど、ベースボーカルってなにも多いわけではない。OKOJOは結成してまだ日が浅いのにも関わらずベースが主旋律を端から端まで1人で歌い上げ、バンドとしての知名度も確実にあげてきている。これって、相当すごいことではないだろうか。

あとちょっとマニアックな話しをここで挟むと、MVを見る感じだとピック弾きをしているように見えるがこれも比較的珍しいことである。ピック弾きの歌うベーシスト。きっとOKOJOは、ベース好きにとって聴覚だけではなく、視覚的にも面白いバンドに今後なっていくはずだ。

音楽の土台を支えるベースと1番目立つボーカル、この相反するものを1人の人が同時進行でこれだけ違和感なく形にしているって本当にすごいことだと思う。

ベースだけでなく、OKOJOは全体的に器用なバンド


曲名:サイチェン・マイフォーチュン|OKOJO

 

だが、もちろんOKOJOはベースボーカル”だから”すごいという訳ではなく、楽曲もちゃんと良い。

東京少年倶楽部オレンジスパイニクラブなど90年代ぽいバンドが少しづつ人気になってきている印象が最近はあるが、OKOJOはそんなどこか懐かしい90年代ぽい歌声をもつバンドでありながらも、そこにポップでキャッチーなメロディーラインを添えている。だからレトロな音楽好きにとっても、インディーズを幅広く聴く人にとっても、魅力的なバンドとなるはずだ。

ベースボーカルだったり、90年代と現代とのミックスだったり。OKOJOは音楽的にすごく器用なバンドである。メロディーとベースラインを1人が表現し、その音楽に懐かしさと流行を取り入れているのだから。そしてここが彼らの魅力だと私は思う。

結成してまだ間もないバンドだが、OKOJOにはきっともっと他の魅力もある。気になった人はどうか探してみてほしい、必ず見つかるはずです。

読んでいただきありがとうございます。

 

ABOUT ME
あき
インディーズバンドなどコアな音楽を紹介する記事や音楽界隈に関するコラム記事、またインタビューやライブレポートなど執筆。 好きなバンドはたくさんありますが、サイトを始めるきっかけの音楽はHalf time Oldとヨルシカです。