バンド

本当の音楽好きには絶対に知ってほしいバンド、とけた電球。

音楽の好き嫌いは自由で、そこに義務もなければ、規則もない。

だからどんな人が”本当”の音楽好きかなんて、誰にも決められない。ただわたしの勝手な想像で言えば、Twitterでバンドの新情報をひたすらチェックしたり、新しい音楽を探すのが趣味みたいな人。簡単にいえば音楽を生活の中心において生きている人は根強く音楽を愛している人だと思う。

今回はそんな生粋の音楽好きだからこそ良さがわかる、とけた電球について。

とけた電球、5弦ベーシストのお話し。


曲名:Welcome|とけた電球 

この「Welcome」は3年前くらいの曲なのだけど、わかりやすく良いベースが自分のお気に入りだ。特にサビはベースの存在感が絶妙なバランスを保っているし、2番以降のBメロからサビへの流れにも心をくすぐられる。

ただこの頃のベースであった塩田さんは昨年1月に脱退しており、今年の3月からは5弦ベースの横山さんが加入した。5弦ベースはRADWIMPSMベーシストの武田さんや多くのスタジオミュージシャンが愛用しており、低音に厚みを加え、表現の幅を広げてくれる役割がある。バンドマンを始めとし多くの音楽ファンが絶賛しているとけた電球というバンドに、音の深みを増す5弦ベースのサウンドが新たに加わったのだ。

これまでもとけた電球は凝ったサウンドの印象があったが、ここに深みのある5弦ベースがさらに加わったことにより、ますます奥底まで何回でも聴きたくなるバンドになっている。そして次に紹介する最新曲「覚えてないや」は横山さんが弾いているので、改めて細部まで聴いてみてほしい。

とけた電球はアレンジ能力がずば抜けている


曲名:覚えてないや|とけた電球 

前半はベースにフォーカスして記事を進めてきたけれど、ここからはとけた電球というバンド全体のお話しをしていきたい。

とけた電球の良さは楽曲の振り幅、もっと言えば編曲にあると思う。そもそもの土台となるメロディーセンスは自明であるけど、アレンジもずば抜けて良いのだ。

この「覚えてないや」が収録されているアルバム『STAY REMEMBER』もめちゃくちゃ良くて、シティーポップだったりバラードだったり、相変わらず幅広いジャンルの楽曲が収録されている。アルバムには似た曲が集まりがちだが、とけた電球はボーカルの岩瀬さんをはじめ他のメンバーも作曲・編曲ができるからこそ、ここまでの楽曲の振り幅を1つのアルバム内で実現できているのだと思う。

だからこそ、とけた電球の曲作りのエピソードは面白い。他のバンドマンや音楽関係者にとっても勉強になるはずだ。本アルバムの話しでいうと、ドラムは暖かい音を出すためにハイハットの大きさを2インチとわずかに変えたり、ギターにもちょっと変わったアンプを使ったり。キーボードは和音の構成などの細部までこだわっているそうだ。

➡︎参考:【インタビュー】とけた電球、三人が丹精込めて作り上げたハイ・クオリティーな最新音源「STAY REMEMBER」

ボーカル岩瀬さんの歌声はいうまでもなく良いのだけど、そのソフトでちょっと甘い歌声を几帳面に活かすバックサウンドにもぜひ注目してほしい。

根強い音楽ファンに聴いてほしい、とけた電球。


曲名:笑い話|とけた電球 

音楽にあまり興味がない一般層がとけた電球を聴いても「オシャレな曲だね」ってまず思うだろうし、音楽を濃く好きな人が多いアングラシーンや他バンドからは前向きな意見が多いのはもはや必然的なことだ。

ぜひ昔の楽曲含めて、深く聴いてみてほしい。ニッチな音楽ファンが十二分に満足してしまうグッドメロディーであるはずだ。

我こそは音楽好きだと思う方は、この機会にとけた電球をぜひ。

読んでいただきありがとうございます。

➡︎横山さんがサポートしている「アノアタリ」というバンドのベースもめちゃくちゃかっこいいので、こちらもぜひ!

 

ABOUT ME
あき
インディーズバンドなどコアな音楽を紹介する記事や音楽界隈に関するコラム記事、またインタビューやライブレポートなど執筆。 好きなバンドはたくさんありますが、サイトを始めるきっかけの音楽はHalf time Oldとヨルシカです。