バンド

再生回数600回以下の超未発掘バンド、キンヨウノヨル


個性派バンドが増えてきているバンド界隈だけど、どストレートに感情をえぐってくるエモーショナルなバンドだってまだ存在していたようだ。

YouTubeにあるたった1本の動画の再生回数は600回にも満たないくらいのアングラバンド、キンヨウノヨル。こんなバンドをわたしはきっと待っていた。無理なエフェクトや強引な調整がされていないの音を。

どんなバンドに近いかと聴かれれば、個人的にはチャットモンチーな気がしている。彼女たちを聴くとあの音楽にすがりたくなるのだけど、キンヨウノヨルを聴いているとどうも同じ感情が芽生える。日頃から感情表現が苦手な人にぜひ聴いてほしいバンド。

いままでで1番コアでありながらも自信をもってオススメできるバンド、キンヨウノヨルを紹介。

表現力で奏でるバンド、キンヨウノヨル


曲名:ウオノメ|キンヨウノヨル

 

人は最初の印象で9割が決まるというけど、音楽においても第一印象は本当に大切だと思う。思い出してみてほしい、あなたが今も変わらず本当に大好きなバンドを。その心から好きなバンドには、最初から惹かれたと思うのだ。年に数回は必ずライブに行くほど好きなバンドは、出会った日から、その1音から、本当に好きになった人が多いと思う。

キンヨウノヨルは、最初の1音から好きだった。昨日のお昼から「ウオノメ」ばかり聴いてる、日付が変わった今日も変わらない。第一印象がずば抜けて良いバンドの寿命は長く濃いものだと思うけど、キンヨウノヨルはこの先ずっと好きなバンドの1つになる気がしてならない。

音源を聴いただけの素人意見を言わせてもらえば、上手とは言いにくいし、メロディーも特徴的かと言われれば、正直難しいところがある。だけど、キンヨウノヨルというバンドの最大の武器は音楽的技術力ではなくて、代わりのきかない表現力だ。寂しさを感じさせるコード進行とそれに乗っかるギリギリの歌詞や、ライブハウスで聴いているかのようなほぼ無修正な音源が、リスナーの感情を動かすのではないだろうか。

バンドを好きになりたての頃は、演奏のうまさや作り込まれたメロディーがあるからこそメッセージや音楽への想いが伝わってくる、いわゆる実力派バンドばかりに感動していた。だけど、バンドマンがよくMCで語る誰かの心に残る音楽というものの正体は、演奏だけではなくそのバンドにしかない表現力で聴いた人の心を掴む音なのだと最近よくライブに行くようになって知った。売れる・売れないの点でいえば、まだすこし遠いお話かもしれないけれど、キンヨウノヨルは数年後もっと多くの人に聴かれるようになると思うのだ、この表現力を武器にして。

キンヨウノヨルは曲中の強弱のつけ方が綺麗だから、バンド側の気持ちがひしひしと伝わってきやすいところもまた魅力だ。伝えたいことがわかりやすい音楽は正解の形の1つであると、とても思う。

きっとこれから伸びるキンヨウノヨルをぜひ。


キンヨウノヨルは、
2019年に新メンバーが加入し再スタートしたばかりの新しいバンド。去年の暮れに投稿された「ウオノメ」のときのメンバーと現メンバーは違うし、これまでも紆余曲折あったのだと思う。

YouTubeの再生回数はまだ600回にも満たずバンド自体の認知度だってそんなに高くないけれど、音楽にそんな数字は関係ないのだとこのバンドに改めて教えてもらった気がする。

今日このキンヨウノヨルに、ぜひ聴いてください。

読んでいただきありがとうございました。

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あき
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大好きなアーティストさんたちの紹介記事やインタビュー、コラム記事も書いています。同じ「好き」をもった方々に共感していただけたら嬉しいです。