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コラム

CDの存在が遠くなる今、CDが買いたくなる3つの理由。

現在、音楽業界でCDの売上がよくないっていうのは、周知の事実だ。

どこかの記事では「CDの代わりにライブを増やして売上を補っている」だとか、またどこかの記事では「音楽アプリの進出の影響」だとかお話している。

そういう小難しいお話は専門的な人にお任せするとして、今回の記事では音楽好きだからこそ思うCDの何がいいかについて単純にお話したい。

CDが完全になくなるのはまだまだ先だと思うけど、人々の記憶からなくなってしまうのはそう遠くないかもしれない。

今回はそんないつか忘れられてしまいそうなCDの3つの魅力についてお話したいと思います。

①CDにしかない”歌詞カード”の存在

CDの魅力は、この歌詞カードの存在が1番大きいと思う。

わたしも普段音楽を聴くときは、CDよりも手軽なapple musicが多い。もちろん、そうやってダウンロードして音楽を聴くスタイルはすごく便利だ。

歌詞だってアプリで表示できちゃう世の中だけど、スクリーンにうつされた文字よりも紙に印刷された文字の方が言葉の暖かみとか重みとか、作り手の思いを感じる。

だからやっぱり本当に好きなバンドは、歌詞カードで歌詞を直接読みたい。言葉の散りばめ方とか、背景の写真とか、紙質とか、要所要所にバンドの個性が見える。

よく話しているHalf time Oldというバンドは、パッケージの隙間からいつもこうしてメッセージをひっそり届けてくれている。

これはCDでしか味わえない絶対的な良さの1つだと思う。

ちょっとマニアッックなこといえば、歌詞カードの匂いも好き。ちょっと懐かしい匂い。

 

②1度しかないパッケージ開封の瞬間

開封する瞬間ってめちゃくちゃワクワクする。ダウンロードしているときの待ち時間よりも、もっとワクワクする瞬間はCDを開ける時だ。

当たり前だけど、音楽って感じることはできるけど、直接触れられない。だからやっぱり直接好きなものに触れることって大事だなぁってしみじみ思う。

あの細い透明なビニールをぐるっと1周引っ張って、袋を外して、プラスチックのケースをそっと開ける時。

リリースは何度もあるけど、その時期のそのCDを開ける瞬間は毎回最初で最後。その時のCDと対面する瞬間は後にも先にもない、たった1度だけの数秒間。2度とない高揚感と緊張感がたまらなく好き。

 

 ③「CDを買いに行く」という行為の楽しさ

(引用:タワレコHP

ちょっと時をさかのぼってお話すると、本当はCDショップに入る前からワクワクしている。

特に理由もなく寄りがちなCDショップ。だけど、「このCDを買うぞ」って決めたときに寄るCDショップは、いつもと全く違う。なんだろう、こうなんかちょっと、緊張しちゃう。なんでだろう。

CDショップを1フロアずつ ぐるぐる寄り道しながら行く人と、まっすぐにそのバンドのところに行く人と、すぐに店員さんに聴く人と。いろいろだと思うけど、わたしは寄り道しちゃう人。

緊張をほぐすのと、他の音楽もみたいなっていうちょっと欲張りな気持ちで、大好きなものが溢れている空間を、あてもなく歩くのが好き。

最後にようやく、1番大好きな音楽の元にたどり着いて、店員さんにレジしてもらって、満員電車でCDが割れないように全力で守りながら帰る帰り道がすごく好き。

たまにはCDを買ってみてもいいのではないでしょうか。

(引用:タワレコHP

この間、好きなバンドのCDをタワレコで買いました。その時の気持ちが最初から最後まですごく好きでした。

「CDを買わなければ音楽好きじゃない」とかそんな馬鹿げたことではもちろんなくて、CDの存在が遠い記憶になってしまったら悲しいとは思う。存在する全てのものに期限はあって、だからこそ綺麗なのだけど、それでも好きなものにはちょっとでも長生きしてほしいなと思うわけです。

もしこの記事を読んでくれて、「CDいいなぁ」って思ってくれたら幸いです。

読んでいただきありがとうございました。

 

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