バンド

YAJICO GIRLのことを忘れないで。

”10代発掘”をテーマとした関西の大会「十代白書」。インディーズの登竜門である「未確認フェスティバル」。LAMP IN TERRENやSaucy dogも所属する「MASH A&R」。

数々の名だたる大会でグランプリを獲得し、インディーズ界を賑わせていた5ピースバンド YAJICO GIRLを、最近多くの人が忘れかけている気がしてならない。

絶対に忘れてはいけないバンド、YAJICO GIRLをどうか忘れないで。

YAJICO GIRLを好きになった理由を思い出してほしい。

曲名:いえろう|YAJICO GIRL

 

この記事を開いてくれたYAJICO GIRLって名前に今も心踊らせている方に、彼らを好きになった頃の気持ちを懐かしんでほしい。

わたしがYAJICO GIRLを好きになったのは未確認の優勝よりもずっと後で、多くの人と同じようにこの「いえろう」をYouTubeで聴いたときだった。

遅延遅延 人の命1つ2つより 僕らは遅刻を気にしている

YAJICOGIRLの渋いベースが好きっていうコアな話を置いて、もっと単純な話しをすれば、このいえろうの人身事故の歌詞に惹かれたのが始まり。

電車が事故で遅延したりすると多くの人は「誰にも迷惑かけずに死ねばいいのに」なんて迷惑そうにする。そう思う気持ちは、確かにわかる。「酔っ払いが線路に落ちたので遅延です」なんて聞くと「宅飲みしてろ」とわたしも思う。

だけどそんなくだらない事ではなくて、電光板に表示された「人身事故」という文字の中には想像できないくらいの誰かの悲しさが含まれていることだってある。なのに、そんな悲しい事故の時ですら表情を1つ変えず「迷惑かけずに死んでくれ」なんて綺麗ごとを口にするのはどうなのだろう。

でも、YAJICO GIRLはそんな人たちと違う。誰かの悲しさに敏感で暖かいバンドだ。そうじゃなかったらこの歌詞を書いて歌えるわけがないのだ。醜い気持ちに食われていない彼らにどこか安心したから、今日までYAJICO GIRLは自分の中で好きなバンドの1つとして生きている。

ただ正直、最近のYAJICO GIRLは足りていない。

曲名:レトロシティ|YAJICO GIRL

名刺がわりにもなった代表曲「いえろう」がみせてくれた世界がたくさんあるのだろう。だけど、最近のYAJICO GIRLは同じ景色を長い間みている気がしてならない。

1年に1つはアルバムをリリースしたり、月に3~4回くらいライブをしたりっていうのがインディーズの平均的な動きだけど、いまのYAJICO GIRLはリリースもなければ、頻繁にライブをするわけでもない。正直、同じ場所で足踏みをしているのではないかという意見には賛同だ。

だけども、最近みかけないという理由でYAJICO GIRLの記憶を薄めていいわけではない。

YAJICO GIRLが好きなら、ステージで音をたくさん鳴らしてほしいと、新しい曲だって聴きたいと、彼らの夢をみていてほしい。音沙汰が少し減ったからって忘れていいはずがないのだ。

YAJICO GIRLがくれた気持ちをどうか大切に。

 

いえろう
YAJICO GIRL
2017/01/21
曲をクリックしてダウンロード

この記事でYAJICO GIRLを知ってくれた方は楽曲を聴いてみてもらえたら嬉しいし、YAJICO GIRLを好きだった方は久しぶりにでも聴いてみてほしい。きっと「もっと聴きたい!」って同じ気持ちになってくれると思う。 

世間が忘れかけているYAJICO GIRLは、忘れてはいけないバンドだ。 

YAJICO GIRLを忘れないで。読んでいただきありがとうございました。

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ABOUT ME
あき
インディーズバンドなどコアな音楽を紹介する記事や音楽界隈に関するコラム記事、またインタビューやライブレポートなど執筆。 好きなバンドはたくさんありますが、サイトを始めるきっかけの音楽はHalf time Oldとヨルシカです。

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